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知多牛の贅沢な味わいをご家庭でご堪能ください。

お肉のはなし Vol.1【美味しさについて】

これから、頻繁ではありませんが、いろいろなお肉に関する記事を掲載していきます。

内容については知っている方もおられるとは思いますが、マニアックなネタも混ぜながら掲載していきます。最初は「美味しさ」についてです。
最近TV等でもいろいろと肉については放送される機会も増え、消費者の方も知っているようになった「黒毛和牛A5」ですが・・・「A5=おいしい」 とはなりません。美味しさを表す表記ではないからです。
Aは歩留等級を表すもので、A~Cの3種類です。後ろの5は脂肪交雑等級を表す数値で1~5の5種類です。
今回は深く触れませんが、脂肪交雑等級は5段階ですが、等級を決める上でBMSというものがあり、12段階で評価されます。
BMS No.8~12のものが「5等級」となります。1頭の牛からどれだけ精肉がとれて、霜降り(サシ)がどの程度あるかを表す数値が、A5だったりB4だったりC2となったりするわけで、消費者の皆様にはほぼ関係ない標記となります。

では本題の美味しさについてです。
「味」・「香り」・「食感」・「音」・「記憶」など、様々な要因によって決定される、複雑で曖昧な感覚です。
味覚は舌の味蕾(ミライ)により感受され、味蕾の数が多いほど味を感じる事が出来るわけです。
鏡に向かって舌を出すと白いブツブツしたものがあります。それが味蕾です。
赤ちゃんの頃は舌全体に1万個以上の味蕾がありますが、年齢と共に衰えて数が減り成人になると5,000~7,000個に減少します。
味蕾の数が多い人は苦味が苦手な方が多いようです。ちなみに、牛は2万5千個、猫は500個と言われています。
視覚も美味しさの一つでもあります。同じ肉であっても、盛り付け方一つで美味しそうと感じます。
本当に美味しい店もありますが、肉の味については、調理法、味付けにより変化してしまう為、高い値段だから、美味しいはず。とか、検索して★の数が多いから美味しい店とか、美味しいと感じるのは人それぞれのハズですが、思い込んでしまうのも事実です。
共通する事は、その日、その時により「美味しさ」は変わるという事です。
最後に、部位によって味も食感も変わりますし、その人の好みもありますので肉に限れば、人生短いですから、行った事のない、いろいろな店で、いろいろな部位の肉を食べて、情報に左右されず自分が「美味しい」と思う店を探してみるのもおもしろいと思います。
次回は【肉の部位について】をテーマに掲載したいと思います。では、またの機会に。

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